未成年者や学生の金銭トラブル

未成年者や学生の金銭トラブルについて

未成年が借金としてしまったという金銭トラブルの相談はとても多いです。法律では20歳未満は契約を結ぶ能力がない制限行為無能力者と定められています。ですから未成年者が金銭消費貸借契約をしたとしても、保護者の同意がなければその契約を後から取り消すことができます。契約が取り消されるときは原形(ここでは借りたお金のこと)、また形を変えて残っている限りの利益は返さなくてはいけません。これを現存利益と言いますが、現金に手をつけずに残っている場合、借りたお金で購入した物、そして生活費として使ったときはその分を返さなくてはいけません。ただしギャンブルなど遊びにお金を使い全く残っていないというときは現存利益がないものと考えます。

 

たとえば保護者の署名を代筆して学生ローンの申し込みをしていたというケースでは、貸主側に契約を取り消すという通知をすることで契約無効にすることができます。ただし法律では制限能力者が行為能力者であることを信じさせるため詐術を用いたときは、その行為を取り消すことができないともあります。行為能力者であるとウソをついたり、相手が成年していると誤解するような言動をしていた場合は契約解除することはできないので注意してください。

 

サラ金やカードローン、クレジットカード会社などからの督促状などを無視していても支払い義務が無くなるわけではありません。こどもの借金の金銭トラブルを抱えている方はまず内容証明などを送付し、契約解除の手続きを行ってください。もちろん個人間のお金の貸し借りにおいても同様になりますから、自分の子供が友達にお金を貸してしまったというときは、使い方によって返してもらえない可能性があるということです。このような金銭トラブルに巻き込まれた方は一度法律の専門家を頼ってくださいね。

 

金銭 トラブル